本川 達雄 (著):ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)、中央公論社 (1992/08)
動物のサイズと時間の関係について書かれた本。
時間は絶対的なものではなく、伸び縮みすることが現代物理学では明らかにされています。そして、この本では、動物のサイズによって、つまり生物学的に、その動物にとっての時間が変わることが示されています。これはオモロイ!
動物のサイズによって、寿命の長さはかなり変わりますが、寿命のの長短にかかわらず、一生のうちに心臓の打つ回数や呼吸の回数は同じとは...。ゆっくり呼吸したら長生きできるのかな...などと変なことを考えてしまいました。
最後の棘皮動物などの話は、本書のテーマからは外れるものの、これもまた興味深い話です。
まちがいなく良書です!
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